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中古物件の売却では、内見が重要になってきます。
内見者の印象は購入判断に大きく左右するため、入念に準備して購入意欲を高められるようにすることが大切です。
とはいえ、「内見でなにを準備すればいいのか分からない」という方も多いでしょう。
この記事では、中古物件の内見時に押さえておきたいポイントや居住中に内見する際の注意点を、分かりやすく解説します。
目次
内見とは「内覧」とも呼ばれ、購入希望者が物件を訪れて内部などを確認することです。
中古物件の売却では、内見が売却の成否に大きく関わってきます。
基本的にほとんどの買主が、情報段階で気になった物件は内見して室内などを確認するものです。
文字や画像といった情報よりも、内見で見聞きしたリアルな情報は買主の購入判断に大きく影響します。
内見で買主にいい印象を与えられれば、購入意欲が高まり、そのまま売却につながる可能性が高くなるでしょう。
反対に、内見で悪い印象となってしまうと、売却につながることはほぼなくなります。
内見準備が不十分・内見時の対応を失敗してしまったなどで成約につながらなかったケースは少なくありません。
内見は、買主の購入判断の後押しとなる重要な機会です。
内見のポイントや注意点を押さえて、入念に準備・適切な対応を行うことで、売却につながりやすくなるでしょう。
ここでは、中古物件の内見時に注意すべきポイントについて「内見前の準備」「外観」「室内」「当日の対応」に分けて解説します。
内見前の準備としては、「徹底的な清掃」「整理整頓」が欠かせません。
散らかったり、汚れがそのままだったりする家に内見者はいい印象をもたないでしょう。
一方、室内がきれいですっきりしていると、生活イメージもわきやすく購入意欲も高まるものです。
全体的にきれいにしておくに越したことはありませんが、なかでも重点的に清掃しておきたい部分はこちらです。
とくに、キッチンやバス・トイレといった水回りは、内見者も入念にチェックするポイントなのでピカピカにしておくようにしましょう。
自分での掃除ではきれいにならない、掃除する時間が取れないといった場合は、ハウスクリーニングの検討をおすすめします。
費用が気になる場合は、部分的でもハウスクリーニングしておけば効果を得やすいものです。
収納力についても内見者は気になるところなので、収納内部を見られるケースもあります。
クローゼットを開けると放り込んだ荷物で散乱しているということがないように注意しましょう。
また、不要な荷物も整理整頓しておく必要があります。
室内に荷物が多いと生活感が出やすく、部屋も狭く見えてしまいます。
売却後には引越すため、内見を機に不要な荷物の処分を進めていくとよいでしょう。
他にも、下記のような準備をしておくことをおすすめします。
どのような室内なら「この家で生活したい」と思えるか、内見者の気持ちに立って準備しておくことが大切です。
何を準備すればいいのか、室内がきれいなのかよく分からないという場合は、不動産会社の担当者にアドバイスをもらいながら準備するとよいでしょう。
内見時は、室内だけでなく外観や周辺環境もチェックされます。
室内は清掃などで見た目はきれいにできますが、外観は短期間の努力でどうこうできない部分も多くあります。
そのまま管理状態の評価にもつながるので注意しましょう。
以下のような部分は、問題がないかチェックし対策しておきましょう。
外壁や基礎のひび割れ、屋根の塗装の剥がれやズレ・サビなどはチェックされ、問題があると「修繕費用が高額になるのでは」などを心配されて購入につながりにくくなります。
また、庭がある場合は庭もきれいに整えておくことが重要です。
戸建てを検討している人にとっては庭は重要なポイントにもなってくるので、ゴミや雑草は処理しておくなど、いい印象を持ってもらえるようにしましょう。
内見者は建物の外観だけでなく、以下のようなポイントもチェックします。
周囲に買い物に便利な施設があるかなど周辺環境は、内見者も気になるところでしょう。
周辺環境で気に行ってる点や、夜間も治安がいいなど内見の時間帯では分からないようなことをアピールできると好印象につながりやすくなります。
室内は「明るく・清潔・広く」見せることが重要です。
室内はいかに「この家で住んでみたい」と思ってもらえるかが重要です。
掃除できれいにするだけでなく照明なども工夫して、明るくきれいな室内で好印象を残せるようにしましょう。
また、家具の配置やインテリアを工夫しておしゃれ感を出すのも一つの手です。
生活感のある日用品はしまって、おしゃれな小物を飾るなどで魅力的な室内を演出するとイメージアップにつながります。
自分のセンスに自信がないという方は、モデルルームのように室内を演出してくれる「ホームステージング」を検討するのもよいでしょう。
内見は室内や外見を整えるだけでなく、当日の売主の対応も大きく影響します。
当日の対応では、以下のようなことは心掛けましょう。
内見時は売りたいと気持ちも高まるものですが、アピールし過ぎは逆効果です。
内見者も売主が終始アピールし、付きまとってこられてはゆっくり家を見ることもできません。
じっくり納得いくまで家を見えらないと、内見者も気になる部分のチェックや疑問も解消できないため、購入にはつながりにくくなるでしょう。
基本的には、内見者がゆっくり見ることを優先して質問に答える程度に徹することをおすすめします。
アピールする場合も、ここぞというポイントに絞ってアピールすることが大切です。
周辺環境を含めて住んでいる人にしか分からないような情報は、内見者にも喜ばれるので教えてあげるとよいでしょう。
スーツのようにかしこまる必要はありませんが、清潔感のある恰好と丁寧で親切な対応を心掛けることが大切です。
買主に「この売主となら取引したい」と思われるように意識しましょう。
また、価格や購入条件に関わることはその場で約束しないという点は注意が必要です。
とくに、不動産会社のいないタイミングで内見者と直接やり取りするのは、後々トラブルになる恐れがあります。
内見時には内見者からも「この設備は残してほしい」「値引いてほしい」など要望を受ける可能性がありますが、安易に要望に応じないことが重要です。
その場で売主が合意して後から「やっぱりできない」「聞いた内容を忘れた」となると、信用にかかわるだけでなくトラブルになります。
価格や購入条件に関する要望は、必ず不動産会社を通して正式に交渉することが大切です。
中古物件では、売主が住んでいる状態で内見となるケースは珍しくありません。
しかし、居住中での内見は、生活感が出やすいなどいくつか注意点があるので、ポイントを押さえて準備・対策することが大切です。
ここでは、居住中の中古物件の内見で注意すべきポイントとして、以下の3つを解説します。
居住中の場合、どうしても内見に対応できない日も出てきてしまいます。
とはいえ、内見の日程調整が難航すると内見希望者からキャンセルが出てしまう恐れもあるでしょう。
反対に、スムーズに内見日程が決まれば内見率が上がり、売却にもつながりやすくなります。
内見は、週末の日中に行われるケースが一般的です。
できるだけ内見希望者のスケジュールを優先できるように、売却期間はスケジュールに余裕を持っておくようにしましょう。
また、そのことは家族(同居人)にも了承を得ておくことが大切です。
居住中の内見は、少なからず生活を見られるのでストレスにもなりかねません。
家族の協力が得られなければ、ムーズな内見ができなくなるので、事前に話し合い協力してもらえるようにしておきましょう。
住みながらの内見では生活感が出やすいものです。
適度な生活感は、内見者が具体的な生活イメージを抱きやすいというメリットになりますが、物であふれかえっている・汚れているなどではマイナスイメージにつながってしまいます。
居住中の物件ほど、徹底的な清掃と整理整頓は欠かせません。
使用感のある日用品や荷物などは片付けて、清潔感が出るように心がけましょう。
ペットや小さい子どもがいる家庭は、内見時は預けるなど室内にいない状態にすることをおすすめします。
ペットは、鳴き声や臭いが気になる人も少なくありません。なかには、動物が苦手・アレルギーがあるという人もいるでしょう。
小さい子どもも、気持ちが和みやすいですが内見中に騒がれると内見者もゆっくり見にくくなるものです。
ペットホテルに預ける・家族と外出してもらうなどの配慮も大切です。
基本的には、内見時は案内する売主と不動産会社の担当者のみが立ち会うようにしましょう。
最後に、中古物件の内見に関するよくある質問をみていきましょう。
内見者の中には購入する気のない冷やかしや内見が趣味といった方もいます。
あからさまに冷やかしと分かる内見者に気分を害する売主もいるでしょうが、冷やかしであっても丁寧に対応することは心掛けましょう。
冷やかし客でも見込客になる可能性はゼロではありません。
また、割り切って物件の印象を聞いてみると、第三者の視点で思わぬアドバイスとなる意見が聞ける可能性もあります。
冷やかし客だからと雑な扱いをしてしまうと、そのことが他に知れ渡ってしまいマイナスイメージがつく可能性もゼロではないです。
内見時は売主・買主共に基本的に手土産は必要ありません。しかし、内見者の中には手土産持参で内見する人もいます。
もし、渡された場合でも受け取っても問題ありませんので快く受け取りましょう。
買取で不動産を売却する際は、不動産会社による査定はありますが、それ以外で内見はありません、
また、査定の際に今回紹介したような内覧の準備も基本的に必要ありません。
不動産会社の担当者が家に来るのでマナーとしての清掃は必要ですが、ハウスクリーニングなどは不要です。
内見の手間をかけずにすぐに売却したいという場合は、買取を選択肢に入れるとよいでしょう。
中古物件の売却では、購入判断の後押しとなる内見が重要なポイントになってきます。
徹底的な掃除や整理整頓で少しでも家の印象を良くすることが大切です。
とくに、居住中に内見対応する場合は生活感が出ないように注意しましょう。
この記事を参考に、内見前の準備を入念に行い売却につなげられるようにしてください。
一方で、内見の準備や対応は、売主にとってもある程度の負担となります。内見せずに売却したい場合は、「買取」を選択するのも一つの方法です。
このびでは、地域で大切にされてきた家を買取、今のニーズに合わせて新しく生まれ変わらせて次の家族にバトンタッチするお手伝いを行っています。
中古物件の売却を検討している方は、まずはこのびにご相談ください。
鉄道を通じて地域の発展に貢献したいとの思いから、JR西日本に入社後、鉄道電気設備の維持・管理業務に携わる。
鉄道だけでなく幅広く地域の発展に貢献したいとの想いから、不動産の買取再販を行うこのびに参画。
鉄道業務で培った高い安全性・信頼性を自身の価値観とし、お客様との信頼関係構築を第一に、一人ひとりに寄り添った提案をすることを大切にしている。
このびでは営業・リフォーム・販売の経験を持ち、現在は事業統括・推進を行っている。
「このび」を通じてお客様に豊かな生活を提供することで、地域の発展に貢献したいと考えている。
子育て真っ盛りの1児の父。趣味はキャンプ。