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不動産買取は不動産買取会社が不動産を買い取る方法です。
不動産仲介のように買主を探す必要がないため、手間や時間を削減して早く不動産を売却したい方に向いています。
不動産買取はメリットの多い売却方法ですが、どのような流れで手続きをおこなうのか知りたい方が多いのではないでしょうか。
この記事では一般的な不動産買取の流れを解説していきます。
不動産買取の利用を検討したいけど何から始めたら良いか分からない、気を付けるべきポイントを知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
まずは不動産買取の全体の流れを把握しておきましょう。
不動産買取は下記の8ステップで進んでいきます。
ステップ1.情報収集をおこなう
ステップ2.査定を依頼する
ステップ3.不動産買取会社を決める
ステップ4.買取条件の確認
ステップ5.売買契約の締結
ステップ6.決済・引き渡しの準備
ステップ7.決済・引き渡し
ステップ8.確定申告をおこなう
不動産買取の利用を検討する場合、まずは情報収集をおこなってください。
どの会社が不動産買取をしているのか、売却の市場価格はいくらくらいなのかを調べます。
続いて査定を依頼します。
売却する際の査定条件を確認して、依頼する会社を決めてください。
その後は売買契約や決済、引き渡しなどをおこないます。
必要であれば確定申告をおこなって不動産買取は終了します。
次はそれぞれのステップについて解説していきます。
不動産買取を依頼する際は、不動産買取会社を探すことからはじめます。
不動産買取会社は買取専門の会社だったり、仲介と買取の両方をおこなっている会社だったりと、事業内容がそれぞれ異なります。
どのように不動産を売却したいのかを考えておけば、おのずと自分に合った不動産会社が見つかるはずです。
また、市場価格を調べることも重要です。
この市場価格が分からなければ、査定額を提示された際、高いのか低いのかが分かりません。
不動産買取での査定額は一般的に市場価格の6割から8割ほどの価格になるケースが多いです。
しかしこの価格も目安でしかないため、まずは自分が所有している不動産の市場価格を調べてください。
不動産の市場価格を調べるには下記の3種類の方法があります。
市場価格を調べる方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
不動産買取会社を何社かピックアップしたあとは、査定を依頼します。
不動産買取会社によって査定額や買取条件が異なることがあるため、複数社に査定をお願いするのがおすすめです。
1社の査定額しか分からなければ、その価格が適切なのかが判断できないからです。
複数社に査定を依頼することは失礼ではありません。
もし「ほかにも査定を依頼していますか?」と聞かれたら、正直に答えましょう。
不動産の査定には『簡易査定』と『訪問査定』の2種類があります。
査定内容が異なるので、それぞれの特徴を把握してください。
簡易査定とは物件の立地や広さ、築年数などを判断して簡易的に査定をおこなう方法です。
実際に不動産を確認せずに査定をおこなうことになるので、正確な査定額の提示はできません。
しかし、オンライン上で査定に必要な項目を入力するだけでおおよその査定額が判明するため、時間のない方やおおよその査定価格をまずは知りたいという方にとっては非常に便利です。
訪問査定とは不動産買取会社の担当者が訪問し、不動産を確認してから査定額を提示する方法です。
実際に訪問してお家の状態を確認するため、簡易査定よりも正確な査定額が分かるメリットがあります。
また、査定額がそのまま買取額となるケースが多いため、不動産買取を具体的に進めていきたい方は訪問査定がおすすめです。
査定結果を比較したあとは、買取を依頼する不動産買取会社を決めることになります。
不動産買取会社を決める際に確認しておくべきポイントはこちらです。
提示された買取金額および条件に納得できる不動産買取会社をしぼっていきます。
市場価格よりも高すぎたり低すぎたりする際は、なぜその査定額なのか理由を説明してもらってください。
「買取金額が高ければ高いほどよいのではないか?」と考える方もいるでしょう。
市場価格からあまりにも高い査定額を提示された場合、買取条件等を今一度確認することをおすすめします。思わぬところに落とし穴があるかもしれません。
不動産買取でも契約不適合免責で買い取ってくれる会社とそうでない会社があります。売却後に契約不適合責任を負いたく無い方は免責か否かを確認して下さい。
不動産買取会社は信頼できるか、口コミや評判はどうか、市場価格から離れすぎていないかなどをチェックして、総合的に判断することをおすすめします。
不動産の売却は人生でそう何度もおこなうことではありません。
分からないことを聞こうとした際、いい加減な対応をされたのではお願いする気にならないでしょう。
不動産買取会社の担当者が親身になって話をきいてくれるか、連絡は直ぐに返ってくるかどうかを確認してください。
また訪問査定時に担当者が床下や天井裏、お家の外回りまでしっかりと見て回るかどうかもポイントです。
大切なおうちの売却を決める上で、表面だけさっと見て提示された金額と端から端まで見た上で提示された金額のどちらが納得できますか?
中古住宅に完璧な不動産はありません。良い所は良い、悪い所は悪いと正直に会話することが信頼関係の構築に繋がり、信頼関係が築ければスムースに取引が進められ「この会社に任せてよかった」と満足感を得られます。
買取には付帯サービスがあり、サービスが充実している業者を選ぶことがおすすめです。
場合によっては買取金額以上に旨味を得られるかもしれません。
付帯サービスの一つに家具処分サービスがあります。
相続した家に残置物が多くある場合、現状のままで買取してもらうことができれば、家財処分等に必要なお金と労力を節約することもできるでしょう。
契約したい不動産買取会社が決まれば、買取条件の確認をおこないます。
買取条件で確認しておくべき点の一例を記載しております。
買取条件を事前に確認しておかなければ、のちのちトラブルに発展するおそれがあります。
疑問点があればこの段階で必ず不動産会社に確認しておく必要があります。
買取条件を確認したあとは売買契約の締結に進みます。
契約書に署名・捺印をおこなうので、実印を持参してください。
売買契約の締結後、契約変更や違約解除をおこなうと違約金が発生する可能性があります。
事前に確認した買取条件の内容がしっかり反映されているか、契約書の内容を隅々まで読み込んでおき、不明点があれば申し出てください。
売買契約の締結後は必要書類の用意や公共料金の支払いなどの準備をおこないます。
準備いただく書類も多いため、一気に慌ただしくなると感じるかもしれません。
順序立てをして少しずつ進めていきましょう。
準備しておく内容はこちらです。
不動産買取の場合すぐに引き渡しが行われるため、最初から引き渡しのために必要な書類を用意しておくとスムーズに手続きが進みます。
下記は”戸建て”の引き渡しで必要な書類になります。
土地のみやマンションの場合には必要な書類が異なりますのでご注意ください。
決済・引き渡しは下記の手順でおこないます。
金銭授受が伴うため決済は金融機関で行うことが一般的ですが、ご自宅で実施することも可能です。
その際は売主、買主、司法書士、(場合により銀行員、土地家屋調査士等)が同席します。
着金を確認した上で領収書の交付と引き渡しが完了しますので、何等かの方法で銀行口座を確認出来るようにしてください。
引渡日は忘れ物がないよう、事前に確認しておきましょう。
このステップ7で不動産買取会社との取引が終了します。
不動産売却で譲渡益が発生すると確定申告が必要です。
譲渡益が発生したのにもかかわらず確定申告をおこなわないでいると、延滞税が加算されるので注意してください。
確定申告の時期は原則毎年2月16日から3月15日です。
特別控除や軽減税率の特例など様々な制度があるので国税庁のHPなども確認することをオススメします。
また、譲渡益の有無にかかわらず、特別控除や軽減税率を利用した場合や、売却損になった際も税金が還付される特例を利用する場合は、確定申告の対象となります。詳しくは国税庁HPをご参照ください。。
売却損が発生し、なおかつ特例を利用しないときは確定申告は不要です。
不動産買取の流れである8ステップを解説しました。
まずは全体の流れを把握し、次に一つずつ内容を確認していくとよいでしょう。
実際の取引では不動産買取会社が案内してくれるため、困ることはありません。
不動産買取に興味がある方は、査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。
鉄道を通じて地域の発展に貢献したいとの思いから、JR西日本に入社後、鉄道電気設備の維持・管理業務に携わる。
鉄道だけでなく幅広く地域の発展に貢献したいとの想いから、不動産の買取再販を行うこのびに参画。
鉄道業務で培った高い安全性・信頼性を自身の価値観とし、お客様との信頼関係構築を第一に、一人ひとりに寄り添った提案をすることを大切にしている。
このびでは営業・リフォーム・販売の経験を持ち、現在は事業統括・推進を行っている。
「このび」を通じてお客様に豊かな生活を提供することで、地域の発展に貢献したいと考えている。
子育て真っ盛りの1児の父。趣味はキャンプ。