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自宅を売却したいと考えたとき、不動産仲介で買主を探す方は多くいます。
しかし、買主が見つからなければ不動産の売却ができないため、早く売りたいと考えている方には不向きです。
このような方に向いているのが不動産買取です。
不動産買取はスピーディな取引が特徴で、自宅を早く売却したい方のニーズを満たしてくれます。
ただ、不動産買取のデメリットを知らずに依頼することはおすすめしません。
そこで、この記事では不動産買取のメリットとデメリット、注意点などを解説していきます。
不動産の売却方法を検討している方はぜひ参考にしてください。
不動産買取のメリットはこちらの7つです。
不動産仲介では買主が見つからなければ売却ができない仕組みなので、時間がかかる傾向があります。
地域や不動産の状態などにもよりますが、売却までにかかる期間の目安は3か月から1年程度です。
不動産買取は不動産会社が買主になるため、売却までの期間がかかりません。
不動産の売却に必要な書類等が全て揃っている状況であれば、
早ければ数日、遅くても1か月程度で手続きが完了します。
『契約不適合責任』とは売却する不動産において、契約内容に適合しない目的物や数量などがある状態で引き渡しをおこなった際に、売主側が負う責任のことです。
たとえば、雨漏りがない条件で不動産の引き渡しをおこなったのにも関わらず、雨漏りがあった場合は売主側の責任になり、損害賠償等の追加費用が発生する恐れがあります。
不動産買取の場合は不動産会社が直接買取を行うので、一般的に売主様の契約不適合責任が免除され、引き渡し後の責任を負わずにすみます。
引き渡し後のトラブルを避けたい方や、不安を抱えたくない方にとってはメリットといえるでしょう。
不動産仲介で契約が成立した際は仲介手数料が必要です。
仲介手数料は取引額が400万円をこえる場合『売却額×3%+6万円+消費税』がかかります。
取引額によっては数十万円ほど仲介手数料がかかるため、負担に感じる方も多いでしょう。
不動産買取の場合は仲介手数料が不要です。
コストを削減して自宅を売却したい方に適しています。
※2024年7月1日の宅建業法の一部改正により、物件価格が800万円以下の低廉な空家等については、仲介手数料の上限が33万円(税込)となりました。
この場合、媒介契約の締結に際しあらかじめ、報酬額について宅建業者から説明を受け、合意する必要があります。
不動産仲介では買主の希望により、内覧をおこなうケースがほとんどです。
自宅内をきれいにしたり、内覧対応したりと、何かと手間や時間がかかります。
さらに内覧は買主が決まるまで何度もおこなう可能性が高いため、ストレスに感じてしまうかもしれません。
不動産買取では不動産買取会社が一度訪問査定にお伺いするだけなので、最小限の手間と時間で済ませることができます。
忙しくて時間がとれない方も、不動産買取ならストレスなく自宅を売却できるでしょう。
不動産仲介では不動産を売りに出すために販売活動をおこないます。
近隣にチラシを配ったり、不動産会社のホームページに掲載したりするため近所に知られてしまうおそれがあります。
しかし、不動産買取では不動産買取会社に売却するため、販売活動をおこなう必要がありません。
近所に知られずに不動産を売却したい方も安心して利用できます。
不動産仲介は不動産買取よりも高値で売れる可能性が高いのですが、希望額で売却できるとは限りません。
なかなか売却できなければ価格を下げる必要がありますし、買主から値下げを要求されることも考えられます。
そのため、いくらで売却できるのかが分かりにくい点がデメリットです。
不動産買取ではお宅に訪問した後に提示させていただく査定額が買取額になります。売却後、手元にいくらお金が残るのかが早く分かるので、資金計画を立てやすいです。
不動産業界では築浅物件が人気です。
築年数が経過している不動産だと、買主が見つからない可能性が高くなります。
不動産買取では築年数が経過していても買取対象になるケースがあります。
築古物件が売却できなければ、不動産買取を検討してみるとよいでしょう。
不動産買取にはいくつもメリットがありますが、デメリットも存在します。
必ずデメリットを確認してから、不動産買取を利用するかどうかを判断してください。
不動産買取のデメリットは下記の2点です。
不動産買取は不動産仲介と比べると、売却価格が低くなる傾向があります。
目安としては相場価格の6割から8割程度です。
不動産買取では不動産の買取後、リフォームやリノベーションをおこなった上で販売活動をおこないます。不動産会社がすぐに買い取るため、買主が見つかるまで時間がかかる、もしくは見つからないリスクを下げることが売主様のメリットで、その分不動産会社がリスクを負う形になります。
また先述の通り、契約不適合責任は売主様ではなく、不動産会社が負うことになります。万が一、契約不適合があった場合には全て不動産会社で対応する必要があるため、保証にかかる費用が必然的に必要になります。
以上の様な理由から買取価格は仲介に比べて低くなってしまいます。
不動産の売却においては、不動産仲介がよく知られています。
不動産仲介を利用する方の多さに比例して不動産仲介会社は多いです。
一方で不動産買取はあまり知られていないため、不動産買取に対応していないケースも考えられます。
どの不動産会社が買取に対応しているのかを調べてから、利用を検討するとよいでしょう。
不動産買取と不動産仲介の違いはこちらの記事で説明しています。
不動産買取は築古物件でも買取の対象になるケースがありますが、すべての不動産が買取できるわけではありません。
買取条件は各不動産買取会社によって異なるので、まずは気になる不動産会社に査定を依頼してみるとよいでしょう。
不動産買取に向いている不動産にはいくつかの特徴があります。
下記の特徴に当てはまった場合、不動産買取を検討してみてください。
不動産買取に向いている不動産の特徴はこちらの5点です。
不動産の購入を考えている方は築浅物件を探しているケースが多いです。
新築物件は販売価格が高くて手が届かなくても、中古物件なら購入できる可能性が高くなります。
一方で築古物件の需要はあまりありません。
築年数が古くなるほど、不動産の売却は困難になります。
買い物が便利だったり、病院が近くにあったりするエリアの人気は高いです。
利便性が高ければ年齢を重ねても不便に感じずに生活できるため、不動産の価値も高くなる傾向があります。
人気のないエリアは住環境を重視している方からは選ばれにくいようです。
再販しにくい物件は、仲介会社が極力避けたい物件の一つです。例えば隣地への越境物(庭木や電線、コンクリート塀など)がある物件が挙げられます。越境状態の解消には相手方の許可が必要な場合もあります。
不動産買取の場合には越境トラブルや権利等の調整は不動産会社が行ってくれるため、不要な心配をする必要がありません。
築古物件と同じように、設備が古い不動産も買主が見つからない可能性があります。
しかし、不動産買取ではリフォームやリノベーションをおこなってから販売するため、設備が古くても問題ありません。
不動産仲介でなかなか買主が見つからない不動産は、今後も売却できない可能性があります。
売却できない不動産は老朽化が進んでいき、さらに売れにくくなります。
買主が見つからないと判断した際は、早めに不動産買取を検討するとよいでしょう。
不動産買取のメリットは売却にかかる期間が短い、近所に知られずに売却できるなどがあげられます。
一方で不動産買取のデメリットは不動産仲介よりも売却価格が低くなる、不動産買取会社が少ないなどです。
それぞれのメリットとデメリットを比較した上で、不動産買取の利用を検討してみてはいかがでしょうか?
鉄道を通じて地域の発展に貢献したいとの思いから、JR西日本に入社後、鉄道電気設備の維持・管理業務に携わる。
鉄道だけでなく幅広く地域の発展に貢献したいとの想いから、不動産の買取再販を行うこのびに参画。
鉄道業務で培った高い安全性・信頼性を自身の価値観とし、お客様との信頼関係構築を第一に、一人ひとりに寄り添った提案をすることを大切にしている。
このびでは営業・リフォーム・販売の経験を持ち、現在は事業統括・推進を行っている。
「このび」を通じてお客様に豊かな生活を提供することで、地域の発展に貢献したいと考えている。
子育て真っ盛りの1児の父。趣味はキャンプ。