不動産買取とは?買取と仲介の違いや向いている人の特徴を紹介

不動産を売却する際、不動産買取という方法があります。
不動産の売却では不動産仲介が一般的ですが、不動産買取について知りたい方もいるでしょう。

この記事では不動産買取とはどのような方法なのかを解説していきます。
買取と仲介の違いや、不動産買取が向いている人の特徴も合わせて説明するので、不動産の売却を考えている方は参考にしてください。

不動産買取とは

不動産買取とは不動産買取会社に直接買い取ってもらう方法を指します。

不動産買取は不動産仲介の様に不動産の購入希望者を探す必要がないため、スピーディな売却が可能です。
不動産買取会社はお客様から買い取った不動産のリフォームやリノベーションをおこない、販売します。

そのため、築年数が経過して傷みが目立つ不動産も買い取ってもらえるケースが多いです。

また、不動産買取なら早ければ数日、遅くても1か月あれば不動産の売却ができます。
訪問査定は1回のみですむケースがほとんどなので、手間や時間がかからず、スピーディに現金化することができます。

不動産買取と不動産仲介の違い

不動産買取と不動産仲介の違いを表にまとめました。

不動産買取不動産仲介
買主不動産買取会社おもに個人
売却までにかかる期間の目安数日から1か月3か月から1年(買主が見つかるまで)
価格相場価格の6割から8割相場価格
費用仲介手数料は不要仲介手数料(3%+6万円+消費税)
内覧の有無なし不動産会社による訪問査定のための内覧はあり)あり(内覧対応やクリーニングが必要)
契約不適合責任なしあり
周囲に知られるリスク少ない高い

※2024年7月1日の宅建業法の一部改正により、物件価格が800万円以下の低廉な空家等については、仲介手数料の上限が33万円(税込)となりました。
この場合、媒介契約の締結に際しあらかじめ、報酬額について宅建業者から説明を受け、合意する必要があります。

買取の最大のメリットは売却までの期間が短いことです。
仲介は買主が見つからなければ売却ができません。
しかし、買取は不動産買取会社が直接買取をおこなうため、条件が一致すればすぐに契約を進められます。不動産買取が向いているケースを下記で紹介しておりますので、気になった方はこのまま読み進めてください。

ただし、相場価格よりも一般的には6割から8割になってしまう点は注意が必要です。

仲介は買取よりも高値で売却できるケースが多いです。
条件がよい不動産であれば、相場価格よりも高く売れる可能性があります。

しかし、買主が見つからなければ売却ができません。
販売活動は不動産仲介会社がおこないますが、売却までに3か月から1年程度かかると考えておいてください。

不動産買取のメリットとデメリットに関しては、こちらの記事を参考にしてください。

不動産買取のメリットは?デメリットや注意点、買取に向いていない不動産の特徴を解説

不動産買取が向いているケース

不動産買取が向いているケースはこちらです。

  • できるだけ早く不動産を売却したい
  • 不動産売却に手間や時間をかけたくない
  • 売却後に買主様との間でトラブルになりたくない
  • 近所に知られずに不動産を売却したい
  • 仲介手数料を負担したくない
  • 築年数が経過している不動産
  • 事故物件や人気のない地域の不動産を保有している
  • 仲介で買主が見つからない

先述したように、買取は短期間での売却が可能です。
一刻も早く不動産を売却したいと考えている方、買主が見つかるまで待てない方や、仲介でなかなか売却できずに困っている方に適しています。

また、一般的に不動産買取の場合は、契約不適合免責で買取を行うケースが多いです。この場合、売却されたお家で万が一雨漏りや傾き等の契約不適合が発生した場合でも、売主様に責任が及ぶことはほとんどなく、一般的には買取業者がその責任を負うことになります。

近所に知られずに売却できるという点では、不動産仲介の場合と異なり、販売活動を行う必要がありません。チラシや不動産会社のホームページに掲載される心配もないため、安心して利用できます。

築年数が経過している物件や、人気のない地域にある物件の売却は一般的には難しいと言われています。
仲介での売却がむずかしい場合は買取を選択するとよいでしょう。

不動産仲介が向いているケース

不動産仲介が向いているケースはこちらを参考にしてください。

  • 売却を希望する価格は譲れない
  • 不動産の売却を急いでいない
  • 築浅物件で設備が新しい
  • 住宅ローンが残っている

仲介は買取よりも高値で売却しやすいです。
特に人気の高いエリアに立地している、築浅物件で設備が新しいなどの不動産であれば、売れやすい条件がそろっていると判断できます。
やはり新築物件に憧れを持っている方は多くいます。
そのため、高めの金額に設定しても売却できる可能性は高いです。

また、不動産を売却する際は住宅ローンを完済する必要があります。
これは仲介でも買取でも条件は同じです。
不動産を売却した際に高値で売れれば、住宅ローンの完済が期待できます。
一般的に買取よりも仲介のほうが高く売れる可能性が高いため、住宅ローンが残っている方は仲介がおすすめです。

まとめ

不動産買取は仲介を通さず、不動産買取会社に直接買取を依頼する方法です。
不動産買取は仲介よりも売却までの期間が短く、仲介手数料はかかりません。

持っている不動産を早く売却したい、買主様との間でトラブルになりたくない、近所に知られずに売却したい、人気のない地域の不動産を持っている、仲介でなかなか売却できずに困っている方、まずは下記より簡易査定やお問い合わせください!

本記事の監修

戸建買取再販事業部 事業部長森一也

鉄道を通じて地域の発展に貢献したいとの思いから、JR西日本に入社後、鉄道電気設備の維持・管理業務に携わる。
鉄道だけでなく幅広く地域の発展に貢献したいとの想いから、不動産の買取再販を行うこのびに参画。
鉄道業務で培った高い安全性・信頼性を自身の価値観とし、お客様との信頼関係構築を第一に、一人ひとりに寄り添った提案をすることを大切にしている。
このびでは営業・リフォーム・販売の経験を持ち、現在は事業統括・推進を行っている。
「このび」を通じてお客様に豊かな生活を提供することで、地域の発展に貢献したいと考えている。
子育て真っ盛りの1児の父。趣味はキャンプ。

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