理想の田舎暮らしを叶えるための格安物件の見つけ方とは

「定年後は田舎で悠々自適に暮らしたい」そんな希望を抱いている方も多いでしょう。

理想の田舎暮らしを実現するには、「家」が重要になってきます。

気に入った家を格安で手に入れられれば、浮いた費用で生活を充実させやすくなるものです。

とはいえ、格安物件はメリットだけでなく注意すべき点もいくつかあります。

そもそも、田舎の物件の探し方がよく分からないという方も少なくないでしょう。

そこで、この記事では格安物件で田舎暮らしするメリットや注意点、格安物件の見つけ方について分かりやすく解説します。

格安物件で田舎暮らしするメリット

まずは、格安物件で田舎暮らしするメリットとして、以下の3つを紹介します。

• 費用を安く抑えられる
• 空き家を有効活用できる
• 好きにリフォームできる

費用を安く抑えられる

格安物件の大きなメリットが、物件の購入費用を大きく抑えられるという点です。

田舎暮らしをスタートするうえで、必要な費用は物件の購入費用だけではありません。

引っ越し費用や当面の生活費・車の購入費などさまざまな出費が伴います。

物件の購入費用を抑えられれば、その分を別の費用に割くことが可能です。

とくに、定年退職で田舎暮らしをスタートさせる場合、老後資金を大きく減少しないで済むのは大きなメリットといえるでしょう。

空き家を有効活用できる

近年の日本では空き家問題が増加しており、自治体も対策に取り組んでいます。

田舎の格安物件の多くは空き家であり、空き家を購入し有効活用することは空き家問題の解消にもつながるでしょう。

また、自治体も空き家の有効活用を推進しており、空き家活用に補助金や助成金が設けられているケースも少なくありません。

補助金などが活用できれば、よりコストを抑えて田舎暮らしをスタートできるでしょう。

自由にリフォームできる

格安物件で物件購入費を抑えた分、リフォームに費用をかけることが可能です。

格安物件は、基本的に築年数が古く老朽化が進んでいますが、大規模なリフォームを施すことで新築同様のキレイな状態にできるでしょう。

DIYが趣味で自分でリフォームしたいという方も少なくありません。

購入費用を抑えて自分好みに作りかえるというのは、格安物件の醍醐味ともいえるでしょう。

格安物件で田舎暮らしする際の注意点

格安物件には注意点もあるので、価格の安さだけで安易に購入を決めるのはおすすめできません。

注意点としては、以下の2つが挙げられます。

• リフォームに高額な費用がかかるケースがある
• 将来売却しづらいケースがある

リフォームに高額な費用がかかるケースがある

格安物件は、基本的に老朽化が進んでいるなどそのままでは快適に住めないケースがほとんどです。

また、旧耐震基準で建築されており、耐震性に不安を抱えている物件も少なくないでしょう。

そのため、快適に生活するにはリフォームは必須とも言えます。

耐震リフォームや大規模なリフォーム・リノベーションが必要となると、費用も数百万円かかってくるものです。

物件費用を抑えられても高額なリフォーム費用がかかると、トータルのコストでは通常の物件とそう変わりない可能性もあります。

事前にどれくらいのリフォームが必要か・またそのコストまでチェックして検討するようにしましょう。

将来売却しづらいケースがある

購入時点で格安物件ということは、将来はそれ以上に値下がりする可能性がほとんどです。

基本的には資産価値が付きにくくなるため、将来の売却は難しくなるでしょう。

使わない古い家をいつまでも所有することになれば、固定資産税や維持管理費などの費用ばかりがかかってしまいます。

仮に、相続するとしても相続人にとっても負担となるだけでしょう。

今は価格を抑えられて購入できても、将来的にはコストだけがかかる負の資産になりかねない点には注意が必要です。

田舎暮らしできる格安物件を見つける方法

田舎の格安物件の探し方としては、以下の4つの方法があります。

• 現地に足を運んで物件を探す
• 不動産会社に相談する
• 空き家バンクを利用する
• インターネットで検索する

それぞれ詳しくみていきましょう。

現地に足を運んで物件を探す

希望するエリアが決まっているなら、直接現地に足を運んで物件がないかを探すのも良いでしょう。

実際に現地を訪れることで、インターネットなどには掲載されていないお得な物件に出会える可能性もあります。

また、現地に足を運べば、現地の様子もチェックできるので本当に自分に合っているかの確認にもなるでしょう。

ただし、田舎によっては「売物件」などの看板を出すことを避ける風習があり、自分で捜しまわっても物件を探すのが難しいケースもあります。

遠方の田舎の場合、探しに行く時間の確保も難しく、頻繁に訪れられない点にも注意しましょう。

不動産会社に相談する

現地の不動産会社に直接相談すれば、条件に合った物件を紹介してくれます。

田舎の不動産会社の場合、ホームページを持っていないケースも少なくないため、直接相談した方がよい物件に出会える可能性もあるでしょう。

また、地域の情報に精通している不動産会社であれば、田舎暮らしや物件選びのアドバイスをもらうこともできます。

しかし、現地に足を運ぶのと同様に、直接不動産会社に相談するには現地に赴く必要があるため、短期間で頻繁に活用できない点には注意しましょう。

空き家バンクを利用する

空き家バンクとは、自治体が運営する空き家を売りたい人と買いたい人をマッチングするサイトのことです。

不動産会社では取り扱わないような資産価値の低い物件でも取り扱っているため、よりコストを抑えた購入ができるでしょう。

しかし、空き家バンクは物件を見つけても不動産会社のように契約までサポートしてくれません。

売主との交渉や売買契約などは自分たちで進めることとなり、トラブルも起きやすいので注意しましょう。

基本的には、契約だけでも不動産会社などのプロの仲介を得ることをおすすめします。

また、個人情報保護などのため物件の詳細な情報は掲載されていないケースがほとんどです。

詳しい物件情報をチェックするためには現地に訪れる必要がある点にも注意しましょう。

インターネットで検索する

不動産会社のサイトや個人発信のSNS・地域に特化したサイトなどで物件を探す方法もあります。

インターネットでの検索であれば、時間や場所を選ばずに物件を探せるので忙しい人でも活用しやすいでしょう。

近年は田舎の物件を取り扱っている大手不動産サイトも増えているので、物件探しの第一歩としておすすめです。

ただ、田舎の物件は掲載数自体が多くはないため、検索しても見つからないケースも少なくありません。

田舎暮らしで格安物件を探すなら仲介より買取再販がおすすめの理由

買取再販とは、物件を不動産会社が買取しリフォームして販売するサービスです。

田舎の格安物件を探す場合は、買取再販を視野に入れるとよい物件に出会いやすいでしょう。

格安物件は仲介では物件が少ない

仲介の売却では、不動産会社は売買成立時の仲介手数料を目的としています。

しかし、格安物件の場合得られる仲介手数料が安くなるため、扱いたがらない不動産会社も多いのです。

そのため、仲介で格安物件を探そうとしてもなかなか物件が提供されていないケースは少なくありません。

その点、買取再販は仲介手数料ではなく再販で利益を得ることを目的としているため、もとが資産価値の低い物件でも多く取り扱っているのです。

ただし、空き家問題解消のため格安物件の仲介手数料の上限が令和6年7月1日から引き上げられています。

上限が引き上げられたことにより、今度格安物件を取り扱う不動産会社も多くなる可能性がある点は覚えておきましょう。

プロの手でリフォームされている

買取再販では、不動産会社がリフォームした状態で販売されているので、購入後にリフォームする必要がありません。

自分でリフォームする場合、自分の好きにリフォームできる反面、リフォーム箇所も自分で決めていくため必要以上にリフォームして費用が高額になるケースもあります。

購入してリフォームの打ち合わせをするまで費用の詳細もつかめないので、結果として大幅な予算オーバーになってしまう可能性もあるでしょう。

業者の手配も自分で行うため、質の悪い業者で出来上がりが悪かったといった失敗例も少なくありません。

買取再販であれば、すでにリフォームまで終わった状態なので、購入費用が明確に分かります。

リフォーム後の状態をチェックしたうえで購入できるため、イメージと違ったとなりにくいのもメリットといえるでしょう。

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まとめ

田舎暮らしを格安物件でスタートできれば、余った予算をリフォームや生活費に回すなどが検討でき、田舎暮らしの充実度を上げられるでしょう。

しかし、格安物件は築年数が古いことから、リフォーム費用が高額になるなどの注意点もあります。

そもそも、仲介では格安物件の取扱いは多くないため、買取再販を視野に入れた物件探しをおすすめします。

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